ミシン修理 宮崎日記149
2013-09-16 04:55:36
テーマ:
ブログ
こんにちは!
今日はシンガーミシンの修理をしています。
年数は20年位たってるようです。
症状は下糸が絡まって縫えないようです。
子供さんの発表会の衣装を縫う為に出した
ようですがいきなり糸が絡んでしまったようです。
生地の裏のほうが緩んでいます。
ミシンはタイプによって調整の仕方が違います。
例えばボビンケースのある垂直釜の場合は必ず下糸の
調整をしないと上糸調整だけでは合いません。
先ずは下糸を少し振って落ちるように合わせて
上糸を調整しましょう。
水平釜の場合は下糸調整は基本的にしなくて
いいので上糸だけで調整をします。
この場合は上糸が弱く下糸が上糸を引っ張って
生地の裏が緩んでしまってるので上糸調整を
強くします。
このように試し縫いを繰り返してきれいな糸目を
出しましょう。
ただこのミシンは糸調整をしても糸の力が変わりません
糸調子器のダイアルを回しても力が変わらないので
機械の不具合があるかもしれません。
分解の結果ホコリが糸道に詰って力の強弱が
きかなくなっていました。
ホコリなどを取って各部の調整・注油で完了です。